仕事がしんどいからずっと辞めたいと思っている・・・
スパっと辞めてから転職活動したいけど、お金がないからできない
人によって理由は違っても、仕事をしんどいと感じるときは誰でもありますよね?一過性の問題ならいいですが、慢性的な悩みとしてのしかかると、毎日の出社がつらくなってしまいます。
一度務めた会社をそうそう簡単に辞めるわけにはいかない・・・でも「転職」の2文字もチラチラと脳裏に浮かんでくる・・・
こんなお悩みのある人は「仕事を辞めたいのはなぜなのか」理由をしっかり自覚することが最優先です。
理由を把握できたら、次は「問題の解決策があるのか」「自分で解決できることなのか」「自分ではどうにもできないことなのか」を精査しましょう。
ここまでできて初めて、仕事を続けるのか、それとも辞めるかを検討する段階に入れます。
本記事では、次の3つを紹介しています。
- 仕事をしんどく感じる「あるある」5つ
- 男性と女性の辞めたくなる理由の違い
- しんどいときの応急処置
記事の最後には、無職の時期を作らずに転職活動をするコツも紹介しているので、ぜひ最後まで読んで、あなたに合った解決策を見つけてくださいね。
会社あるある|仕事がしんどくて辞めたい5つの理由
仕事を辞めたいと思う理由は人それぞれですが、ある程度共通しています。大きく分けると「条件面」と「感情面」の2方向があり、以下5つがおもな理由です。
人間は条件と感情の両方がそろわないと、健やかに働くことが難しいとわかります。
- 給与や待遇面で不満がある
- 人間関係が悪い
- 会社の将来性に不安を感じる
- 仕事の内容を好きになれない
- 働き方がブラック
順番に見ていきましょう。
1.給与や待遇面で不満がある
仕事がキツくても、給料がよかったら我慢できるのに・・・
このように思うことはよくありますよね?
給与が低い、残業代がつかない、ボーナスがない、あっても雀の涙・・・
今の自分は給与が低いけれど、先輩や上司がしっかり高給であればまだ夢がありますよね?頑張れば将来はもっともらえるだろうと。
でもひょんなことから「先輩も大してもらっていなかった!」と知ってしまったらどうでしょう?
え!?こんなに頑張ってるのに、5年経っても昇給ってこれだけ??
驚くと同時にガッカリしてしまいますよね。
給与の不満が生まれるときは、高い確率で待遇の不満も発生します。
- 評価制度が不透明
- 成果と評価が見合っていない
- 福利厚生が充実していない
このように、待遇に不信や不満があると、モチベーションの低下や将来の不安につながり、より条件の良い競合他社に惹かれてしまうでしょう。
2.人間関係が悪い
高圧的な上司が苦手
気分屋の先輩に振り回されてツライ
人が集まれば多少なりとも人間関係の摩擦はあるもの。そのなかでも職場での人間関係は、毎日関わる分積み重なれば大きなストレスになるでしょう。
- 同期のグループに入れず疎外感がある
- 腹を割って話せる相手がいない
- 足を引っ張る人がいる
- 陰口が横行していて誰も信用できない
- パワハラを受けている
このような状況が続くと、仕事の効率が下がるだけでなく、精神的な負担も大きくなりますよね。
大きい組織であれば、必要に応じて人事部門や外部の相談窓口が設置されていることもありますが、ごく少数です。結局は当事者がグッとこらえて我慢するのが現実です。
とくに小さい組織で、働くフロアが狭い場合は要注意。ギスギスした重い空気が関係のない人にも伝染して、フロアにいる全員が影響を受けやすくなります。
よほどのムードメーカーがいない限り、淀んだ空気を打破するのは難しいですよね。
3.会社の将来性に不安を感じる
このまま働いていていて、うちの会社大丈夫なのかな?
漠然と不安を覚える方は、どのあたりに不安を感じるのか、今すぐ掘り下げて洗い出してみましょう。
- 売上が停滞して回復の見込みがない
- 時代の変化に乗り遅れている
- AIに代替されやすい
- 意思決定が遅い
- 離職率が高い
このような企業は、業績不振による業務の縮小や倒産のリスク、リストラの危険性も否めません。長く務めたところで、報酬の面でも期待できないでしょう。
役員を入れ替えて抜本的に改革するなど、大規模な転換をしないと、ますます先細りしてゆきます。
会社存続の危険性を感じたら、退職に向けてすぐに行動することをおすすめします。
4.仕事の内容を好きになれない
この仕事に向いていると思えない・・・
「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、仕事の内容が好きで楽しいと感じていれば、繰り返し行っても苦にならないので自然と熟練していくもの。
反対に、嫌いなことや合わないと感じることを毎日こなし続ける状況は、働く喜びが感じられず成長スピードが鈍くなります。
組織には「適材適所に人材を配置する」という大事なミッションがありますが、実際には人材配置に問題を抱える企業の方が多いでしょう。
- 苦手な分野を任されている
- 同じ仕事に飽きた
- 異動が叶わない
- やりがいがない
- スキルアップが望めない
日々悶々として過ごすなら、思い切って異動願いを出してみましょう。
5.働き方がブラック
寝る時間がほしい・・・
睡眠時間は人間の健康と生活の質を著しく損ない、思考回路を鈍くさせます。仕事の繁忙期が一時的なら乗り越えられますが、終わりのない繁忙は肉体だけでなく心まで疲弊します。
- 長時間労働が慢性化している
- 代休の取得が許されない雰囲気がある
- 人手不足のため協力してもらえる人がいない
- 残業禁止のためこっそり家に持ち帰って仕事している
このような状況が続けば、退職を考えるのも無理はありません。
また、時間外労働については、労使間で結ぶ「36(サブロク)協定」があり、以下のように定められています。
時間外労働は月45時間・年360時間まで
臨時的な特別の事情があっても、年720時間、複数月平均80時間以内(休日労働を含む)が上限
月45時間を超えられるのは年間6か月まで
人によって過重労働と感じるボーダーは異なるので、36協定はあくまで目安です。36協定の規定内に収まっていればそれでいい、という話ではありません。
監視の目が厳しくなったものの、36協定に違反している企業がまだまだあるのも現実です。
残業を美徳とする古い体質の企業はそうそう変わりません。健康を損なわないうちに転職を視野に入れが方がいいでしょう。
仕事がしんどくて辞めたい理由は、男女でどう違う?
女性と男性では退職に踏み切る理由がやや異なります。
「給与や待遇」「人間関係」「会社の将来性」は、男女問わず仕事を辞めたくなる理由の上位を占めます。しかし女性に関しては、迷いではなく辞める決断に至る理由として「出産・育児」がランクインします。
男性と女性では、家庭での役割分担に違いがあるからでしょう。
産休育休制度の取得が当たり前となった現代においても、仕事と子育てを両立させる難しさや、職場のサポート体制が整っていないことが伺えます。
また、本人は産休育休制度を活用して職場復帰をするつもりでいたのに「マタニティハラスメント」により職場に失望するケースもあります。
- 降格や不利益な配置転換を強いられる
- 妊娠中の検診による休みに嫌みを言われる
- 育休をとるくらいなら辞めるように促される
育休後に復帰しがところで、育児との両立は配慮されないだろう・・・と思い、泣く泣く退職に踏み切る人も少なくないようです。
仕事がしんどくて辞めたいときの5つの対処法
しんどくて仕方がないときは、まずは心の応急処置をしなければなりません。とくに女性は、人に共感してもらうことで気持ちがリセットしやすいので、話すことや聞いてもらうことが手っ取り早いでしょう。
- 友達に話を聞いてもらう
- 辞めた同期や先輩に話を聞いてみる
- 占い師に見てもらう
- 趣味など気分転換になることをする
- 転職活動をしてみる
1つずつ説明します。
1.友達に話を聞いてもらう
心を許せる親しい友達に話を聞いてもらって、パンパンに膨れ上がった心のガス抜きをしましょう。至ってシンプルですが、気持ちを回復させるのにとても効果的な方法です。
業務内容の細部について話したい場合は、ニュアンスが正しく伝わるので、同じ職場の同僚などがベストですが、学生時代の個心知れた友人や家族でもかまいません。
もし同じ職場の人を選ぶ場合「口の軽い人」「噂好きな人」は避けましょう。明日からまた昨日と同じメンバーで昨日と同じ業務があなたを待っています。
それなのに、あなたの「愚痴」に尾ひれをつけて「悪口」として流されたらたまったものではありません。
女性は「共感」「共鳴」で人間関係が深まりがちですが、味方になって寄り添ってくれる人と、ヤジ馬的に近づいてくる人を見誤らないことが大切です。
2.辞めた同期や先輩に話を聞いてみる
退職も視野に入れている場合、一番参考になるのが「先に辞めた人」です。
退職を伝えたときの会社の反応や、引継ぎのプロセス、新しい職場と比べて感じることなど、経験者ならではのリアルで率直な話が聞けるからです。
ポイントは対面で話を聞く事。表情や声のトーン、間合いなどの非言語に相手のホンネが現れるからです。
相手にも、在職中には言いづらかった「ぶっちゃけ話」がいくつもあるはずなので、多少アルコールでも飲みながら話せば、すぐに饒舌に話してくれるでしょう。
腹を割って話せる人がいれば、早速連絡してみましょう。
3.占い師に見てもらう
親しい友人もとくにいないし、家族とも疎遠・・・
このような人は、いっそのこと見ず知らずの第三者に話すのが後腐れもなくてオススメです。
たとえば占いです。時々占いに頼りたくなることはありませんか?
とくに女性はスピリチュアルな話が好きな生き物。ただ部屋にこもって鬱鬱とふさぎこむくらいなら、いっそ30分3,000円くらいの占いを申し込んで、不満を聞いてもらいましょう。そこで出た結果に納得できれば儲けものです。
ただ、占いは依存性があるのでその点のみ注意してください。占いをしていれば道が切り開かれるわけではありません。
目的は「占うこと」ではなく「誰かに話を聞いてもらうこと」です。
「占いはあくまで占い」だと割り切れる人にのみオススメです。
4.趣味など気分転換になることをする
しんどいな・・・と思い悩んでいると、どうしても視野が狭くなってしまいます。そんな時は思い切って違うことをするのがおすすめ。
スポーツなど身体を使うものも、映画を見て思いっきり泣くのもよいでしょう。鬱屈した気持ちを発散するようなことをして、気分転換をしてください。
または、自分が「楽しい!」と思うことをなんでもやってみましょう。最近はサウナがストレス発散という人も増えています。
私のおすすめは、悲しい映画を見て「涙活」することです。スッキリしますよ!
5.転職活動をしてみる
もやもやする気持ちをはらす意味でも、いっそのこと転職活動するのも有効です。同業他社を調べてみたり、転職のトレンドを調べてみるだけでも、視野が広くなり気づきがあるでしょう。
でも、働きながらの転職活動は、強い意志と周囲にバレないような工夫が必要で、ちょっとわずらわしいですよね?
今の職場は思い切って辞めてから転職活動したい!でも貯金はないから無職はムリ!
このような人には、派遣社員として働きながら、ゆっくり時間をかけて正社員への転職活動をするのがオススメ。
年収は正社員より多少下がるかもしれませんが、派遣は正社員と比べて採用フローがシンプルなので、仕事が決まりやすいです。
つい先日まで勤めていた人なら、かなりの確率で採用されるでしょう。
「今の職場を辞めても、派遣でなら働けそうだな」と感じるだけでも気持ちが軽くなりますよね。
業界大手のテンプスタッフなら毎日新着求人が登場しますし、最初は派遣でも、途中から社員に抜擢されるケースも増えています。
登録するのはタダなので費用はかかりません。まずはオンライン登録だけして、求人をいろいろ見てみましょう。
転職はとても大事なターニングポイントですから、焦って決めるのは禁物。転職してよかった!今より仕事に満足している!と思わなければ転職する意味がありません。
そのためには、まずは派遣で収入を得ながら、じっくり慌てずに転職活動をしましょう。
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