専業主婦歴が長くなった今、どうやって再就職すればいいかわからない
早く働きたいけど、なかなか面接まで辿り着けない
いざ社会復帰して働きたいと思っても、何から始めたらいいかわからずに足踏みしている人は案外多いでしょう。
たかはし私も、もともとは専業主婦をしていた1人です。
育児ブランク明けの仕事復帰は、応募する求人にコツがあるのをご存じですか？なかなかきまらないと嘆いている人は、このコツを知らずに仕事を探している可能性がとても高いです。
本記事では、主婦がスムーズに再就職するための心得や、採用されやすい求人の探し方を紹介しています。
「うまくいかない・・・」と自宅で悶々としている人は、この記事を最後まで読んで、明日からのエントリーの仕方を変えてゆきましょう。
専業主婦の再就職はなぜ難しい？3つの理由
「家事や育児も立派な仕事！」と言われてはいても、専業主婦の期間が長くなるにつれて再就職には不利にはたらきます。再就職がむずかしくなる代表的な理由は次の3つです。
- ブランクによるスキルの低下
- 社会復帰への不安
- サポート体制の不足
1つずつ解説します。
1.ブランクによるスキルの低下
主婦として母として慌ただしい日々を過ごしている間に、2年3年、ときには10年あまりのブランクができてしまうこともあるでしょう。近年はIT技術の発展が目覚ましく、数年前には考えられないような新しい技術が生まれて、社会に浸透しているケースも少なくありません。
現役時代に最先端の知識やスキルを身につけていたとしても、5年も経てば古くなってしまいます。ブランクが長くなると、仕事のカンを取り戻すのに時間がかかるため、面接で不利に働く恐れがあるでしょう。
たかはしとくに正社員での採用は、企業も即戦力になれる人を望まれます。
2.社会復帰への不安
育児や家事に没頭していると自宅にこもることが増えてしまい、社会との接点が希薄になりがちです。日々の生活が子育て中心となり、母親としては充実しても1社会人としては世間から分断されてしまいます。いざ働こうと思っても、仕事のトレンドや働き方の変化についてゆけず、社会復帰を断念してしまう人もいるでしょう。
閉鎖的な環境が長くなることで、自分には何もできないと自己評価を下げてしまう点も、仕事復帰を阻む一因です。
3.サポート体制の不足
旦那はいつも深夜帰り。実家は遠いし預子どもを預ける先もない。
家庭と仕事を両立するには、周囲の理解が不可欠です。とくに幼いお子さんがいる場合は、ワンオペ状態のまま仕事に復帰するのはなかなか大変です。
夫に協力をお願いしても、適当に相槌を打つだけでアテにならないし。
少しの手助けを望んでいるだけなのに、真剣に聞き入れてもらえない状況は、子育てだけでなく夫婦間の信頼関係にも溝ができやすいもの。
どうせ手伝ってもらえないと諦めてしまったらそこで終わりです。長いスパンで良好な夫婦関係を築く意味でも、繰り返し話をしてあなたの状況を理解してもらう努力が必要です。
たかはし先輩ワーママが周りにいれば、家族の理解を得るコツを聞いてみるのも有効です。
専業主婦の再就職が成功する3つの心得
ブランクがある主婦が再就職する場合、あらかじめ心得ておくべきことが3つあります。この3つを念頭に置いてから求人を探すと、成功する確率が高まります。
- 生活のシミュレーションをする
- ブランク期間の経験をポジティブにまとめる
- 正社員にこだわりすぎない
順番に見ていきましょう。
1.生活のシミュレーションをする
仕事を始めたら、生活はどんなふうに変わるだろう？
今の生活スタイルに「仕事」が加わったらどう変化するか、できるだけ具体的にイメージしておきましょう。単に「仕事と家事を両立できるかどうか」だけではなく、次の3つを想像できればかなり具体的になります。
- 就業時間・通勤時間・睡眠時間などの変化
- 得られる収入による経済的変化
- 税金や社会保険などの支出の変化
気力や体力ももちろん大事ですが、それだけでは再就職を乗り切れません。「時間」「収入」「支出」をシミュレーションして明確化しておくことで「こんなはずじゃなかった」というジレンマをある程度防げます。
2.ブランク期間の経験をポジティブにまとめる
育児のために専業主婦をしていたと言ったら不採用になるかしら。
育児期間のブランクはマイナスの印象にしかならないと思っていませんか？答えはNOです。なぜなら、面接官にも子どもがいる可能性は十分あるからです。
むしろ子育て期間の経験を逆手にとってポジティブに変換すれば、絶賛子育て中の面接官にも刺さる話ができますよ。たとえば、次の3つの能力は、子育てで培った能力としてポイントが高いでしょう。
- 時間管理能力
- 段取り能力
- 忍耐力
限られた時間の中で、家事・育児を効率よくこなすには、時間を管理する能力と上手に段取りを組む思考が欠かせません。また、育児は思いもよらない突発事項の連続です。感情に任せて叱ったりせずに、冷静に対処する忍耐力が培われます。これらの能力は、職場では非常に役立つ素晴らしい能力です。
ブランクがあるからと言って過剰に謙遜することなく、ポジティブな印象を残すように話をまとめておきましょう。
たかはし子育て主婦の生活には、仕事に活かせるスキルがたくさん眠っているのです。
3.正社員にこだわりすぎない
ブランク明けの再就職は、まずは「慣らし」が大切です。最初から正社員ばかりを狙わずに、パートや派遣といった働き方も視野に入れましょう。最初の1年間は非正規で働いてみて、その後正社員として探しなおすくらいの長期スパンでかまえる人が、上手にキャリアアップできるからです。
でもパートの収入だとちょっと少ないなぁ。
フレキシブルに働きたいけれど、ある程度の収入を確保したい人には派遣がおススメ。
派遣の求人にも時短勤務や週2～4日程度の働き方はいまやたくさんあるので、十分可能です。また派遣はオフィス勤務の求人が多いこともあり、いずれ正社員を目指したい人なら派遣の経験が活かしやすいでしょう。
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専業主婦歴が長くても再就職しやすい求人5選
仕事復帰するには、まずは書類選考や面接をクリアしなければならず、不採用が続くとどうしてもガッカリして立ち直りづらいもの。ではどんな応募条件なら主婦でもきまりやすいのか、5つの求人を紹介します。
- ブランクOKの仕事
- 急募の求人
- 研修のある求人
- 時短勤務の求人
- 残業なしの求人
詳しく解説します。
1.ブランクOKの求人
確実に再就職をするには「ブランクOK」と記載されている求人に絞って探すとよいでしょう。主婦のブランク期間について理解のある企業、あるいは職種なので、久しぶりに働く人でも無理なく復帰できるしくみが期待できるからです。
実務から離れていることに引け目を感じずに済むので、精神的な負担を軽減できるメリットもあるでしょう。
ポイントは、出産前になんらか経験のある職種を選ぶのがポイント。学生時代のアルバイトでもいいので「一度かじった」ジャンルに応募すると採用率が高まりますよ。
たかはし「ブランクもあるけど経験もある」仕事を探すと効率的です。
2.急募の求人
金銭的な問題もあって、すぐにでも働きたい…
そんな人は「急募の求人」に応募することをおすすめします。企業側はできるだけ早く人手が欲しいため、選考フローで待たされることが少なく、面接当日に即決される可能性もあるでしょう。
求人情報サイトや転職エージェントなどをこまめにチェックすれば、思わぬ掘り出し求人に出会えるかもしれません。しかし、正社員で探そうと思えば、どんなに最短でも2ヶ月はかかるでしょう。
そこでおすすめなのが「派遣会社に登録する」方法です。
派遣は、正社員の採用と比べてハードルが低く、早ければ一週間で仕事が決まります。収入が途絶える期間を最短に抑えたい人は、絶え間なく新着求人のあるテンプスタッフが向いています。採用を見送られてもすぐにエントリーできるような求人が見つかりますよ。
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3.研修のある求人
研修制度があってイチから教えてもらえるなら、私にもできそう！
久しぶりに仕事復帰する場合、最初から現場に放り込まれるより、一度研修を挟めると安心ですよね。研修が整っている求人は、知識ゼロの状態からでも業務を始められるように考慮されています。不安な人は、研修のありなしにこだわって仕事を探すとよいでしょう。
オープニングメンバーの求人など、同時に複数人を採用して一斉に業務を覚えるパターンは、同期がいるのでより心強いですよ。
たかはしわからないことを聞きあったり愚痴を言いあったり、よき理解者に出会えそうですね。
4.時短勤務の求人
家庭と仕事、うまく両立できるかわからない。
久しぶりに仕事復帰する場合、これはかならずついて回る不安ですよね。そんな人は、「1日4時間」や「週3日」など、時短勤務から始めてみるのをおススメします。
家庭だけで完結していた生活スタイルに「仕事」の時間を組み込むには、それなりの苦労や失敗があるものです。「お試し」とまではいかないものの、まずは短時間で仕事のある生活を経験してみましょう。働くことにある程度慣れてからフルタイムに時間を延ばせば、仕事復帰の道のりはグンとスムーズになります。
どうしてもフルタイムで働きたい人は、フレックスタイム制を導入している企業に絞るとよいでしょう。フレックスの場合、10時から15時がコアタイムで、それ以外は在宅勤務も可能な職場が多いですよ。
たかはし出社と在宅を組み合わせるような、フレキシブルな働き方は、働く主婦と相性がいいですよ。
5.残業なしの求人
子どものお迎え問題がついてまわるワーママの大敵は「残業」です。残業が多すぎて仕事を辞めざるを得なかったという話はよく耳にします。
でも、正社員だとどうしても抜けられない場合があってツライ・・・。
周りがバタバタしている中で、自分だけ定時に上がるのは気兼ねしますよね。たまにならいいですが、毎日だと地味に心が疲弊します。
たかはし残業が理由で正社員を続けられなかった人は、派遣会社に登録してみるのもアリですよ。
原則、トラブルを解決するのは社員の役目なので、派遣社員にはそこまで責任を求められません。契約内容を逸脱した業務を要求されれば、派遣会社に相談すれば間に入ってくれるので、自分が矢面に立つ必要がありません。
働く主婦は仕事だけに注力できないので、仕事とプライベートのオンオフが線引きできる働き方がおすすめです。「残業なし」の仕事をできるだけ多くチェックしたい人は、常時5万求人以上の求人をとり扱うテンプスタッフがいいでしょう。
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専業主婦の再就職に活かせる3つの資格
いきなり求人を探すのはちょっと自信がなくて・・・
就職を急がないなら、求人探しの前に資格を取得するのもおすすめです。それほど難易度が高くなく、子育てしながら取得しやすい資格を3つ紹介します。
- 医療事務
- 登録販売者
- マイクロソフトオフィススペシャリスト (MOS)
1つずつ見ていきましょう。
1.医療事務
夫が転勤族だから、働いてもいつ辞めることになるかわからない・・・
家族に転勤が多いと、いつどこに引っ越すかわからないため、仕事を始めにくいですよね。その点医療事務なら、病院やクリニックが勤務先なので、全国どこに転勤しても就職先を見つけやすい職種です。
「診療受付」や「医療費請求」などが仕事の大半を占める医療事務ですが、関連する資格はいくつももあります。内容や難易度を見て、まずは合格しやすいものから挑戦することをおすすめします。
2.登録販売者
薬局やドラッグストアなどで一般医薬品を販売したり、服用のアドバイスをしたりする資格です。パートやアルバイトの求人も多く、勤務時間を選びやすいメリットがあります。
たかはし合格率は高めで、平均的な勉強期間は3ヶ月～半年程度。未経験から取得する人も多いですよ。
薬剤師との大きな違いは「調剤ができない」ことですが、ドラッグストアなどで働く場合、薬剤師と仕事内容はそれほど変わりません。最近では、薬剤師を置かずに登録販売者のみで営業する店舗が増えているので、狙い目の国家資格です。
医薬品を扱うコンビニやホームセンターもあるので、販売登録士の需要は増えてゆくでしょう。
3.マイクロソフトオフィススペシャリスト (MOS)
MOSとは、WordやExcelなどのMicrosoftのOffice製品の利用スキルを証明する資格です。
WordやExcelは、いまや仕事をする上で欠かせないアプリケーションです。とくにExelの関数を使いこなせると、業務効率化に繋がるため職場でとても重宝されます。
難易度は試験科目によって異なり、平均的な勉強期間は1ヶ月～3ヶ月程度。MOSの資格があれば、それなりのPCスキルがあることが面接で伝えられるので便利ですが、一番のメリットは試験対策として集中的にPCを触るようになることです。
子育て中はスマホが中心で、パソコンにはほとんど触れていなかった人でも、数か月集中的に取り組めはカンを十分に取り戻せます。
パソコンはしばらく触っていないから練習したいけど、お金がかかるのは嫌だなぁ。
こんな人に朗報です。パソコンを無料で勉強する方法がたった一つあるんです。それは派遣会社に登録すること。ほとんどの大手派遣会社には、登録の特典として無料で受けられるPC講座が用意されています。
テンプスタッフのL-TEMPは、登録スタッフ全員がいつでも学べる無料のeラーニング講座です。Word、Excel、PowerPoint、AccessといったOfficeソフトなら、テンプスタッフの無料講座で十分スキルアップできます。e-ラーニングを受講したことをコーディネーターに伝えれば、ひととおりのPCスキルはあると思ってもらえるので、仕事も紹介されやすくなりますよ。
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