主婦は派遣やめた方がいいってホント?
主婦が働くなら、派遣とパートどっちがいいの?
そろそろ仕事復帰したいけど、正社員かそれ以外か迷ってしまう・・・
派遣の評判を聞いて不安になってしまうことってありますよね?
結論から言うと、主婦にとって派遣はおすすめ!この記事では、派遣歴15年以上の私が、パートや正社員との違いを含め、派遣をおすすめする理由を徹底的に解説します。
主婦におすすめの派遣会社はテンプスタッフ とパソナ。テンプスタッフなら、主婦向けの求人も多く取りそろえられているので仕事探しがしやすいし、パソナなら、子育て支援サービスが充実しています。
派遣という働き方の理解を深めて、ぜひ、選択肢の一つとして検討してみてください。
主婦は派遣をやめた方がいいは嘘!誤解である6つの理由
主婦に派遣をおすすめできる理由は、大きく分けて6つあります。
- 派遣会社の子育て支援が充実している
- パートより時給が高い
- スキルアップ支援がある
- トラブルがおきたら派遣会社が仲介してくれる
- 更新型のため合わなかったら辞められる
- 契約満期が近づくと次の仕事を紹介してもらえる
順番に見ていきましょう!
1.派遣会社の子育て支援が充実している
大手派遣会社3社の子育て支援をまとめました。子育て支援は年々充実してきている印象です。
また、各社の求人検索サイトも、子育てと両立できる求人が検索しやすいように工夫されています。以下はほんの一部ですが、さらに細かく条件を設定して求人検索できます。
- 就業開始時間
- 終了時間
- 週何日勤務
- 1日の稼働時間
- 在宅勤務の有無
- シフト制
- 扶養内
派遣会社のコーディネーターにも子育て中の主婦が増えているので、子育てと仕事の両立に対する不安など、プライベートを含む相談もしやすくなっています。
コーディネーターに頼んで、子育て中の主婦が働きやすい求人をぜひ紹介してもらいましょう。
2.パートより時給が高い
首都圏 | 東海 | 関西 | |
---|---|---|---|
派遣 | 1,739円 | 1,442円 | 1,454円 |
パート | 1,199円 | 1,073円 | 1,123円 |
平均時給 差額 | 540円 | 369円 | 331円 |
派遣とアルバイト・パートを比較すると、首都圏では540円、東海では369円、関西では331円の時給差がありました。(2023年6月時点)
また2020年4月より、派遣社員にも交通費が支払われるようになったこともメリットです。フルタイム勤務なら、ひと月分の定期券代を支払われるので、職場が近いことを条件にしていた人にとっては、求人を選ぶ幅が広がりました。
プライベートの移動でも使えるので、フルタイム勤務の人は通勤定期の購入がおすすめです。
3.スキルアップ支援がある
派遣の場合、希望者には無料または割引価格で、PCをはじめとするさまざまなスキルアップ講座の受講ができます。
上記3社には、それぞれスキルアップ講座が用意されています。ほかの会社でも活かせるような汎用的なスキル講座は、パートにはありません。
他にも1年目研修、2年目研修など、派遣スタッフの段階に合わせた研修、キャリアコンサルタントと面談ができる場合もあります。
スキルアップ講座は私もよく活用しますが、かなり便利ですよ!
4.トラブルがおきたら派遣会社が仲介してくれる
何かあった時に、派遣先に直接交渉しなくて済むのも派遣ならではのメリットです。もちろん、何もなくても、定期的な連絡や訪問があるので「ちょっと気になるな・・・」くらいの内容でも、どんどん相談しましょう。
派遣会社は、派遣スタッフにとって身内にあたります。就業先に掛け合ってもらう際には、あなたが居づらくならないよう配慮して伝えてくれます。「就業先にはどんな風に伝わるんだろうか」と心配しなくて大丈夫です。
何かあった時に一人で悩まなくていいのは心強いですよね。
5.更新型のため合わなかったら辞められる
派遣は3ヶ月更新が一般的なので、嫌なことがあっても3ヶ月我慢すれば、迷惑をかけずに辞められます。具体的には、更新の1ヶ月~1ヶ月半前に派遣会社から連絡があるので、更新しない旨を伝えれば大丈夫です。あとは派遣会社が派遣先企業に話をとおしてくれますよ。
ただし、有給休暇の日数を消化して辞める場合は、その日数も考慮して、早めに派遣会社に伝えた方がいいですね。
派遣は正直、辞める時に気が楽です・・・。
6.契約満期が近づくと次の仕事を紹介してもらえる
トラブルを起こさず3年満期まで職務をまっとうした場合、高い確率で次の仕事を紹介してもらえます。
また、3年満期まで働いた場合、あなたが希望すれば派遣会社から派遣先へ、継続雇用の交渉をしてもらえます。(派遣先の直接雇用または派遣会社の無期雇用派遣への転換)
「交渉ができる」だけで、継続雇用を約束できるものではないので、その点のみ注意が必要です!
主婦は派遣をやめたほうがいいを3つの視点から検証
派遣を視野に入れている主婦が一番気になると思われる、以下3つの視点から検証します。
- パートとの違い
- 正社員との違い
- 子育てとの両立比較
主婦が派遣で働く場合、何がどう違うのか、詳しく解説します。
主婦は派遣をやめた方がいいを検証【1】パートとの違い4選
結局派遣とパート、どっちがいいの?
働く主婦なら一度は考えるでしょう。派遣とパートは非正規雇用という点は共通ですが、違うのはおもに以下4つです。
- 仕事の探し方
- 困ったときの交渉相手
- キャリアアップ支援
- 契約更新のタイミング
簡単に言えば、派遣は「派遣会社の人間=組織の1人」にあたりますが、パートは「単独個人」になりやすいでしょう。順番に見ていきます。
仕事の探し方
派遣は求人を探す方法が2つありますが、パートは1つです。
- 派遣:自分で探すこともできるし、コーディネーターからも紹介される
- パート:自分で探す
ほかにも派遣はコーディネーターからアドバイスを受けることができるけれど、パートにはそういった存在がいません。派遣は初回登録時に一度、職務経歴を登録すればその後は不要ですが、パートは求人に応募する度に、履歴書が必要になる場合があります。
困った時の交渉相手
派遣は、何かあった場合派遣会社が仲介役として入ってくれるので、直接交渉せずに済みます。これは派遣の大きなメリットですが、パートは言いづらいことでも自分で交渉するしかありません。
派遣会社は交渉のノウハウがを持っているので、自分でするよりずっと上手に交渉してくれます。この点も派遣にしかない利点と言えるでしょう。
パートの場合、不満があっても一人で抱え込んでしまうこともあるようです。
キャリアアップ支援
派遣には、職場で即使えるようなPCスキル講座やコミュニケーションスキル講座がありますが、パートにはありません。もちろん、パートでも研修を受けられる会社はあると思いますが、その会社で必要な内容に絞った研修となるでしょう。
派遣の研修カリキュラムは、他の会社で活かせるような汎用性の高いものが用意されており、講座によっては無料で受けられるものもあります。有料でもスタッフ価格として半額程度になっているので、うまく活用するとよいでしょう。
契約更新のタイミング
更新制は、派遣が「不安定」と言われる理由ですが、当時に「身軽」で「気楽」に働ける理由でもあります。
- 派遣は主に3ヶ月ごとの契約更新があるが、パートは大体年1回
- 派遣は更新のタイミングで現状を見直すことができるが、パートにはできない
- 派遣は契約終了すれば、別の仕事を紹介される可能性があるが、パートにはない
人間関係に負担を感じやすい人は「3ヶ月後には辞められる」という気持ちがお守り代わりになりますよ。
主婦は派遣をやめた方がいいを検証【2】正社員との違い4選
派遣と正社員にも、次のような決定的な違い4つあります。
- 業務範囲や責任の重さ
- プライベートの優先のしやすさ
- 異動や転勤の有無
- 定期昇給の有無
働く主婦にとっては、どれも影響が大きいですね。順番にみていきましょう。
1.業務範囲や責任の重さ
「業務範囲」「責任」「精神的負担」の3つの項目で派遣と正社員を比べてみました。
業務範囲 | 責任 | 精神的負担 | |
---|---|---|---|
派遣 | 限定的 | 問われにくい | 軽め |
正社員 | 流動的 | 問われる | 重め |
派遣だからといって、責任感のまるでない働き方はいけませんが、仮にミスがあったとしても、対外的な責任は問われません。窓口業務やコールセンターなど、お客様と直接的なやりとりをする職務の場合は、トラブルの1次対応を任されることもありますが、少なくとも2次対応以降は社員に巻き取ってもらえるでしょう。
2.プライベートの優先のしやすさ
派遣は、契約書を交わした内容以外の業務は基本不要ですが、正社員は、会社の経営状態によって業務範囲が流動的で曖昧です。場合によっては、急な残業や突発的な休日出社もあるでしょう。
その点、派遣は「周囲が残業していても定時に上がる」ことができますし、誰かを手伝って残業する場合は、残業代が支払われます。
また、派遣は副業を許可されやすいですが、正社員は許可されにくく、他にやってみたい仕事があっても、社員には挑戦しづらいです。
定時に仕事を上がりつつ空いた時間を副業に充てて、ダブルワークしている派遣スタッフもいますよ。
3.異動や転勤の有無
派遣には異動や転勤はありませんが、正社員にはあります。実際に、転勤の辞令がおりて、単身赴任になるケースも多いですよね。
その点派遣は、今の生活が大幅に変わるような要求をされることはありません。万が一そのような打診があった場合は、必ず派遣会社が間に入ってくれます。必要以上のことを求められないので、生活スタイルを守れます。
4.定期昇給の有無
定期昇給は正社員の権利であり、派遣にはありません。
定期昇給の代わりに、時給交渉であれば派遣でも可能です。1年以上継続して働いている、かつ派遣先で評価されていれば、契約更新時に時給交渉するのが効果的でしょう。交渉金額は50円から始め、最大100円程度が成約率が高いです。
契約外の仕事を頼まれているな・・・感じたら、必ず増えた業務と増えた工数を書き出しておきましょう。時給交渉の根拠になるので、交渉がスムーズに運びやすくなりますよ。
主婦は派遣をやめた方がいいを検証【3】子育てとの両立比較3選
最後に、子育てとの両立は、派遣・パート・正社員でどう違うのか、3つの視点で解説します。
- 事前にわかっている休み・早退
- 突発的な休み・早退
- 在宅勤務への切り替え
特に注目したいのは、最後に解説する「派遣社員の在宅勤務」です。
1.事前にわかっている休み・早退
正社員、派遣、パートいずれも事前申請すれば休めるので、休みやすさに違いはありません。強いて言えば、シフト制が一番休みや早退の調整をしやすいでしょう。シフト制はパートが多い印象ですが、派遣にもあります。求人検索画面にシフト制のチェック欄があるので、そこにチェックして求人を探してみましょう。
フリーワード検索欄に「シフト制」と入れて検索してもヒットします。
2.突発的な休み・早退
業務内容を他の人でカバーしやすい分、正社員より派遣の方が休みやすいでしょう。パートの場合、代わりの人を自分で見つけなければならないことがあり、その点は派遣より不利ですね。
正社員より休みやすいとはいえ、突発的なお休みは周囲のフォローが必要になるので、日頃から業務フローをまとめておくなど、工夫しておきましょう。
3.在宅勤務への切り替え
100%在宅勤務は不安だけど、時々在宅勤務もできると嬉しいなぁ・・・
こんなふうに考える兼業主婦の方も多いでしょう。
社員だけでなく派遣社員でも、「在宅勤務」または「一部在宅勤務」の選択肢がある会社は、ここ数年でかなり増えました。
在宅勤務を導入されていると、派遣で働きながらの子育てが、グッとしやすくなります。子供の夏休みなどは、在宅勤務の上限日数をフル活用して、家庭との両立を図っているワーママは本当に多いです。
なお、次の大手4社は、求人検索画面に「在宅勤務(テレワーク)」のチェック欄が設けられているので、簡単に在宅勤務アりの求人が探せます。
なかでもおすすめなのが
登録は無料なので費用がかる心配はありません。コーディネーターにも協力してもらい、家庭と派遣の両立が無理なく叶う仕事を見つけましょう。
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