会社をやめたいけれど、ほかの人はどんな瞬間に退職を決意しているの?
ずっと退職したいと思っているけれど、きっかけが掴めずにズルズル働いている人はいませんか?ほかの人はどんな瞬間に退職を決意するのか、やめどきに悩んでいる人ならぜひ知りたいですよね。
次の職場が決まるまで待てない!今すぐやめたい!
転職先が決まってから退職するに越したことはないけれど、なかには「もう辛抱できない!」という人もいるでしょう。
結論「会社をやめたい」と強く思っている人は、あまり長居をしない方がいいし、長居ができないものです。でも具体策がわからずどうしていいかわからない。。。
本記事では、退職を決意した瞬間から即!やるべきことを詳しく説明しています。
- 退職を決意したものの迷いがある人
- 勢いで退職届を出してしまった人
どちらにも必要な内容なので、ぜひ最後まで読んで、次の一歩を進んでいきましょう。
退職を決意するのはこんな瞬間!5つを解説
慣れ親しんだ会社をやめようと決心するのは簡単なことではありません。きっかけになる出来事があるものの、複数の理由が絡み合って決断しているものです。
なかでも退職を決意するトリガーになりやすいものを5つ紹介します。
- 仕事内容に興味がもてない
- 職場の人間関係が悪い
- 給与に不満がある
- 仕事が忙しすぎる
- ほかにやりたい仕事が見つかった
順番に見ていきましょう。
仕事内容に興味がもてない
仕事が楽しいと思えず、この先も同じ仕事を続けていく自信がないときに、退職を考える人は多いです。とくに20代なら、日々やめたいと感じる職場に長居するのは時間がもったいないですよね。
仕事に興味をもてない理由には「同じことの繰り返しで刺激がない」「このまま成長できそうにない」といったやりがいのなさがよく挙がります。
一方「トラブル対応ばかりで心が疲弊する」「ノルマのプレッシャーがつらい」など、過度な重圧を感じるケースもあるようです。
業務内容が理由で退職したい人は「今の業務をやめたい」のか「組織自体をやめたい」のか、自分の本心を一度整理しましょう。「今の業務をやめたい」だけなら、異動を希望することで退職を避けられるかもしれません。
職場の人間関係が悪い
高圧的な態度の先輩がいて萎縮してしまう・・・
部署同士のセクショナリズムが強くて仕事を頼みづらい・・・
チーム内や部門間が協力的ではなく、殺伐とした空気は働きづらいものですよね。組織に属しているのに連帯感を感じられず孤独感が募ります。
とくに古い体制のまま巨大化した企業では、セクショナリズムや同調圧力が起こりやすくなります。
自部署の利益を優先し、他部署に対して非協力的になっている状態。割拠(かっきょ)主義。
チーム内の人間関係がしんどいだけなら、異動することで状況は改善されます。しかし組織全体が縦割り思考で風通しが悪い場合、それが「社風」なので、異動だけで改善することは難しいでしょう。
「社風」が合わなくて会社をやめたという声は実際よく聞きます。
給与に不満がある
ずっと給与が上がらないから、なかなか生活が楽にならない・・・
給与も深刻な悩みですよね?努力が給与に反映されないなら、仕事のモチベーションが下がって当然です。これ以上給与が上がる見込みがなければ、転職してもっと条件のいい会社に移りたいと思うのがふつうでしょう。
ただ、そもそもキャッシュの少ない中小企業では、社員の給与を上げたくても上げられない懐事情もあるため、むずかしいところです。
給与が不満で退職を決意する場合「給与以外の福利厚生」がどうなのか、今一度確認しましょう。
企業にとっては、給与が低めても福利厚生が充実しているケースもあります。家賃手当や社員食堂、レジャー施設の割引制度など、自分がどれくらいの頻度で利用しているかも大切です。福利厚生の充実度と給与額と天秤にかけて、それでも不満が多ければ転職を検討しましょう。
とくに住宅手当はかなりメリットが大きいので、転職は慎重に考えましょう。
仕事が忙しすぎる
ワーク・ライフ・バランスを実現できないことが退職理由になるケースも多いですね。家事・育児との両立はもちろん、趣味や勉強など、仕事以外にも優先度の高いものがある人には、仕事が忙しすぎては困ります。
副業OKな職場が増えたことで、本業以外に収入を得る人が増えたことも一因でしょう。とくに若い人には、給与よりも自由度の高さを優先する傾向が目立ちます。
副業を頑張りたいから、本業はノー残希望!
ほかにやりたい仕事が見つかった
転職に活かせる資格試験に合格したから転職したい
違うジャンルの仕事に挑戦するから転職したい
スキルアップやスキルチェンジといった、ポジティブなきっかけも退職理由になります。ありたい未来に進むために、会社から引き留めには応じない覚悟をもって退職の意向を伝えましょう。
ただし、未経験の業界・業種にポンと身を投じるのは危険です。経験則が活かせない転職こそ、次の職場を決めてから退職することをおすすめします。
【方法は3つ】退職を決意した瞬間から迷いが生じた人
会社をやめることは人生の大きな転機です。一度は退職を決心したものの、数日経ったら気持ちが揺らぐこともあるでしょう。今の職場を辞めて、もっとひどい状況になったらどうしよう・・・と不安な気持ちになるのはごく普通のことです。
ほんの少しでも迷いがあれば、無理に答えを急がず次の3つを試してください。一時的な感情で判断を見誤らないためにも、一度他者の反応を見てみるのはとても有効です。
- 上司に相談する
- 異動願いを出す
- すでに退職した人に話を聞く
1つずつ解説します。
上司に相談する
一度退職が頭をよぎると、退職したい気持ちに囚われがちになり、視野が狭くなります。一時の思い込みで間違った判断をしないためにも、上司には正直な心の内を伝えてみるべきです。
本音と本音で向き合える相手なのか確かめるいい機会です。上司の態度によっては、あなたの頑なな気持ちが変化するかもしれません。
100%の改善はむずかしくても、ある程度状況が好転することで、気持ちの落としどころが見つかることはよくあります。「自分のために動いてくれた」と感じることで、もう少し頑張ってみようかなと思えたなら、無理に退職する必要はありません。
異動願いを出す
今の仕事が合わないだけで、組織自体は嫌いじゃないんだけどな。
こんな人は異動が叶えば退職せずに済むので、ぜひ異動願いを出してください。ポイントは「異動したい理由をポジティブな言葉で伝える」こと。キャリアアップが目的である点や、異動することで会社に貢献できる点を、できるだけ具体的に述べましょう。
異動を希望する本音は「今の仕事に熱意がもてない」ことや「先輩とそりが合わない」ことだとしても、ここでは控えておくのが得策です。
ただし家庭の事情など、やむを得ない理由がある場合は理解を得られやすいので、正直な状況を伝えてかまいません。
すでに退職した人に話を聞く
経験者の話を聞くことは、一番リアルで手っ取り早い方法です。先輩や同僚で、すでに退職して別の会社に勤めている人がいれば連絡してみましょう。
具体的な話を聞き出すためにも、できれば対面で会うのがベスト!
答えられる範囲は限られますが、退職を悩むあなたと会ってくれた時点で、かなり本音が聞けるはずです。
退職を決意した瞬間から並行してやるべきこと
退職の意思が固いならもう先に進む一択。後ろを振り返る必要はありません。ただし退職までに着手するべきことが3つあります。
- 転職活動をする
- 有給休暇の残日数を確認する
- 引継ぎ資料の作成
1つずつ見ていきましょう。
転職活動をする
早く会社をやめたい・・・でも無職は避けたい。
今すぐにでもやめてしまいたい気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえて、できるだけ次の職場を決めてから退職しましょう。
次の職場が決まってから退職の意思を伝えた場合、会社も引き留めようがないので、退職までがスムーズに運ぶからです。
転職活動の方法はおもに以下3つがあります。
- 転職サイトを検索
- 転職エージェントに登録する
- 知人に声をかける
転職サイトは応募から面接、入社日までの一連をすべて自分で行います。一方転職エージェントは、求人探しや面接や入社の日程調整などを代わりに行ってくれます。働きながら転職活動する場合、平日日中はあまり時間がとれないので、とにかく転職を急ぎたい人は転職エージェントに依頼する方がよいでしょう。
転職エージェントは3ヶ月以内に仕事を決めるつもりで動くので、ダラダラ活動することを防げます。
有給休暇の残日数を確認する
有給休暇が残っている人は使わないともったいないので、早めに残日を確認しましょう。次の職場が決まっているいないに関わらず、計画的に有休を消化してください。
残務処理や引継ぎ期間で有給休暇を消化しきれそうもない・・・
有給休暇の買取は原則禁止されていますが、退職時の余った有給については買取が可能です。消化しきれないとあきらめる前に、人事総務部に確認してみましょう。
引継ぎ資料の作成
あなたの後任が決まっていればOJT形式で引継ぎができますが、なかなか決まらない可能性もあります。引継ぎ期間を短縮化させ、残った有給を十分取得するためにも、早めに引継ぎ資料を作成しましょう。
「On the Job Training」の略語。新しく配属された社員に対し、経験豊富な先輩社員が、実務経験をとおして業務に必要な知識やスキルを教えること。
引継ぎ資料の作成なんて、もう関係ないし面倒くさい・・・
不思議なもので、ご縁はどこでどうつながるかわかりません。二度と会う事はないと思っていても「知り合いの知り合い」くらいの距離感で、間接的につながることはよくあります。気持ちはわかりますが、退職の日までは「立つ鳥跡を濁さず」の精神でいきましょう。
【方法は2つ】退職を決意した瞬間に退職届を出してしまった人
思わず「やめます!」と宣言したけれど、次の仕事のアテがない・・・
つい勢いで退職届を出して受理も済んだけれど、肝心の次の職場が決まりそうもないと、急に慌ててしまいますよね?そんなときは次の2つを試しましょう。
- 派遣会社に登録する
- 退職後すぐに失業保険の受給申請をする
順番に説明します。
派遣会社に登録する
次の職場が決まらなかったら家賃を滞納しちゃう!
次の職場がなかなか決まりそうにない人は、とりあえず派遣会社に登録しましょう。派遣なら登録から最短1週間で次の仕事がみつかるので、収入のない期間を最小限にできます。
収入が途切れる不安がないので、派遣で働きながらじっくり職探しをすることができるでしょう。残業のない仕事を選べば、18時からの面接なら間に合うので、転職活動にも支障はありません。
正社員で次の仕事が決まったら、派遣はすぐにやめられるの?
原則、契約更新もしくは契約満期のタイミングでないとやめられません。しかし、派遣の契約更新は3ヶ月ごとが主流なので、転職活動にはそれほど影響はありません。
たとえば、3ヶ月の単発派遣で働き始めて1ヶ月目で次の職場が決まったとします。派遣として残り2ヶ月契約がありますが、通常2ヶ月程度の待機なら、次の職場にも許容される範囲でしょう。
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退職後すぐに失業保険の受給申請をする
退職日になっても次の職場が決まっていない人は、離職票をもらったらその足でハローワークへ行きましょう。失業保険の受給申請をして、1日でも早くもらえる体制を整えることが大切です。
自己都合の退職は、離職してすぐには失業保険がもらえず、最短でも2ヶ月半はかかります。次の手順を踏まないと受給されないので、ハローワークへは早めに申請することをおすすめします。
- 離職する
- 離職票を受けとる
- ハローワークで求職の申し込みをする
- 雇用保険受給者説明会に出席する
- 失業認定日にハローワークへ行く
- 失業手当の受給
失業保険がおりるまでの2ヶ月~3ヶ月を不安な気持ちで過ごすのはあまり得策とは思えませんよね。退職届を出したあとに「しまった!」と後悔しないためにも、できるだけ次の職場を決めてから退職届を出すことをおすすめします。
「もう待てない!すぐにやめてしまいたい」という人は、せめて派遣会社に登録だけはしておきましょう。登録しただけで実際に働かなくてもペナルティはありません。生活基盤を失わないためにも「いざとなったらすぐに働ける」選択肢だけは確保してほしいです。
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