子育てしながら正社員で仕事をするのははっきり言って無理!
「早退してすみません」と謝るのももう限界・・・
こんなお悩みのあるワーママはきっと大勢いるでしょう。家事育児に加え仕事まで頑張っているのに、うまく両立できずにいつも寝不足。心身ともにつらいですよね?いっそ仕事を投げ出してしまいたい!なんて気持ちになるのも当然です。
でも、今の職場しか知らないから、辞めるなんて怖くてできない。
結論、正社員はできるだけ辞めない方がいいですが、正社員でないと働けないわけではありません。働く方法は1つではないので、選択肢はできるだけたくさん持っていた方が得策です。
この記事では次の2つを解説しています。
- 正社員のワーママが仕事を続けるためにやること
- 正社員のワーママが仕事を辞めたあとの働き方
現職を辞めない方向で動いてみても「続けるのは無理だな」と感じたら、サクっと新しい働き方を検討するのもおすすめです。最後まで読んで、よりより働き方の選択に役立ててください。
子育てしながら仕事は無理じゃないのはどんな人?
どんなワーママが子育てと仕事を両立できているんだろう?
家事・育児・仕事の3つの役割を同時にこなす働く主婦たちは、マルチタスクの最たる存在で、はっきり言って尊敬しかありません。家庭でも職場でもいろいろな工夫をしていると思いますが、上手に両立している人には共通点がありそうです。
- ワーママ自身の特徴
- 働いている職場の特徴
2つの視点から見ていきましょう。
ワーママ自身の特徴
日々努力を重ねて家庭と仕事を両立している人もいれば、忙しさを楽しみながら両立している人もいますよね。
たまには「もう無理!」と弱音を吐いているかもしれませんが、次の特徴がある人たちは、比較的うまくこなしています。
- 気持ちの切り替えが早い
- 新しいことに躊躇しない
- いい意味で適当
ワーママは日々時間との闘いです。子育ても仕事も突発的なことの連続なので、そのつどセンシティブに捉えていたら心がとても疲れます。とくに子育ては成人するまで18年間もあるので、実に長丁場な付き合いです。
まるで、途中でやめられない持久走みたいですね。
だからこそ、完璧は目指さずに「そこそこ及第点」を目標にするくらいの方が、息切れせずに頑張りやすいでしょう。
ほかにも家事や仕事の時短ツールなど、いいと思ったものは初めてでも躊躇せずに取り入れる柔軟さがあると、両立をさらにラクにしてくれます。
働いている職場の特徴
家事・育児・仕事を両立する主婦は、前向きでパワフルな女性が多いですが、両立できる理由は本人の資質だけではありません。勤務先にも恵まれているケースがほとんどで、最も大きな要因とも言えるでしょう。ワーク・ライフ・バランスを保ちやすい職場かどうかは、両立の必須条件と言っても過言ではありません。
具体的に以下のような職場です。
- 休みやすく早退しやすい
- 残業や休日出勤がない
- シフト制で自由が利く
- 自宅や保育園・学校から近い
- 在宅勤務が中心
働くママたちに最適な条件がそろってますね。
いくら気持ちの切り替えが早くて楽観的なママでも、肝心の職場に恵まれていなければ両立は難しいはず。「うまくいかないのは自分のキャパが狭いから・・・」と自分を責めることはまったくありません。
子育てしながら仕事は無理だと感じる3つの理由
家事・育児・仕事の3本柱をうまく回せているワーママがいる反面、うまく両立できずに悩んでいる人も大勢います。頑張るワーママたちが、子育てと仕事の両立を無理だと感じるおもな理由は次の3つでしょう。
- 子どもの体調不良で仕事を休みがち
- 戦力外の扱いを受ける
- ワンオペ育児がしんどい
順番に説明します。
子どもの体調不良で仕事を休みがち
子どもの体調不良で今週はまともに出社できなかったなぁ・・・
独身時代とは違い、子どもの急な発熱などで時間をとられてしまうことが頻繁にありますよね。
PCを持ち帰って在宅ワークができるならまだしも、出社しないと仕事ができない職種だと、欠勤続きは肩身が狭くてツライものです。
バリバリ働きたいと思っても、出産前と同じようにはいかないのが働くママの共通する悩みでしょう。上司の配偶者が専業主婦であったり、お子さんがいなかったりすると、なかなか理解を得られないのが実状のようです。
戦力外の扱いを受ける
繁忙期で忙しいのに、子どものお迎えに行かなくちゃ・・・
周囲がバタバタと慌ただしい中で「お先に失礼します」とはなかなか言いづらいものです。しかも終わらなかった自分の業務を誰かに巻き取ってもらってお迎えに行くのは、本当に気が引けますよね。
パパにバトンタッチできればいいですが、もし出張中だったら自分が行くしかありません。
子どもを寝かしつけたあとにこっそりパソコンを開いて仕事を片付けても、誰も評価してくれないと感じれば、モチベーションも下がります。
仕事が好きなのに仕事ができず、戦力から外れてしまう。子どもはかわいいけれど、自己実現からはどんどん離れていく・・・。これは働くママにとって大きなストレスです。
ワンオペ育児がしんどい
思いどおりにならないことが重なって、つい子どもにキツくあたってしまった・・・
子どもの世話をしながら家事に仕事にと、働く主婦の日常は忙しさの連続で、一息つく暇もありません。さらに夫の帰りが遅ければ、ワンオペがルーティン化してしまいます。
夫婦ともに地方から上京していれば、頼れる親戚も周りにいません。圧倒的に手が足りない状態ですから、気持ちにも余裕がなくなります。ぐずる子どもについついキツくあたってしまい、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
「一人の時間が持てず、気分転換ができない」ことと「慢性的な睡眠不足」がワンオペママのネックです。とくに寝不足は肉体的な疲労だけでなく、精神的にも不安定になりやすいため、よりしんどく感じてしまうのでしょう。
子育てしながら仕事は無理と感じたら即やるべき3つのこと
子育てと仕事の両立が無理だと感じても、いきなり仕事を辞めるのはおすすめしません。退職を考えるのは、次の3つを試してからにしましょう。
- 時短勤務や異動を申し出る
- 夫に家事育児を協力してもらう
- 家事の手を抜く
子育てと仕事の両立は、本来ママ1人だけが担うことではありません。家族はもちろん、企業にも従業員のワーク・ライフ・バランスに配慮する義務があります。ですから、必要以上に恐縮しないで主張すべきことは主張していいのです。
1つずつ見ていきましょう。
時短勤務や異動を申し出る
正社員で働いている人は、思い切って上司に「今の状況で働き続けることが厳しい」と相談してみましょう。その際に、ただ「厳しいつらい」と心の内を訴えても、相手には正しく伝わりません。
どこをどう改善したら仕事を続けていけるのか、自分なりに選択肢を複数考えておき、その優先順位も伝えるのが理想です。とくにリモートワークが導入されていない人は、ぜひ一度会社に相談することをおすすめします。
- 時短勤務
- リモートワーク
- 部署異動
- 派遣やパートといった雇用形態の変更
同じ会社で派遣やパートに雇用形態を変更することができるの?
出産を機に雇用形態を変更して、同じ職場で継続的に働くケースは一定数あります。雇用形態の変更を認めるかどうかは企業の方針によるので、一度上司に聞いてみるといいでしょう。
出産前は正社員、出産後にはテンプスタッフの派遣社員として同じ職場で働いている人が、私の会社にも1人います。
パートより派遣社員の方が時給が高いので、収入減を最小に抑えるなら派遣社員がおすすめです。
派遣社員なら、急な残業や顧客対応が無いことを条件にできるので、比較的気が楽に働けます。求人数・拠点数が業界最大級のテンプスタッフなら、コーディネーターにもワーママが多く、両立に悩んだときも相談しやすい環境が整っていますよ。
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夫に家事育児を協力してもらう
家事育児の責任は夫婦どちらにもあるのですから、ワンオペがどのようにしんどいかを伝えて、相手にも協力してもらいましょう。
ポイントは具体的な分担内容を決めること。帰りが遅いため夜の家事分担が難しいのであれば、朝の家事でもかまいません。朝食後の食器洗いでもいいですし、ゴミ捨てとセットで子どもを保育園へ送ってもらうのも助かりますね。
ワンオペの苦しさを1人で抱え込んでいたら、いつの間にか夫婦の間に溝ができてしまうケースも少なくありません。一度で伝わらなくても諦めず、何度も繰り返し話し合うことが大切です。
夫の協力も難しく、ほかに頼れる身内がいない人は、自治体の子育て支援サービスを利用してみましょう。
「一時預かり保育 ●●市」などで検索するとヒットします。
家事の手を抜く
思い切って家事の手を抜いて、おもちゃが散らかり放題の床が目に付いても敢えて片づけない!のもおすすめです。
キレイ好きな人には少々苦痛かもしれませんが、どれも完璧にこなそうとするから余計にストレスがたまります。「子どもは散らかすのが仕事」と割り切って、片づける時間は自分の睡眠に充てましょう。
「どうしようもなく汚れてしまった!」というときは、思い切って家事代行サービスに頼るのもおすすめです。
いつも頑張っているのですから、それくらいバチは当たりませんよ!
子育てしながら仕事は無理は本当?正社員以外の働き方
「子育てしながら仕事は無理!」は半分本当で半分間違いです。子育てしながら働くことは可能ですが、正社員でない方が、子育てと仕事を両立させやすいことは確かでしょう。正社員以外で働く方法を3つ紹介します。
- パート社員で働く
- 派遣社員として働く
- フリーランスとして在宅ワークで働く
順番に見ていきましょう。
パート社員で働く
パートは子育て中のママにとって最もポピュラーな働き方です。正社員と比べて勤務時間が短めで、業務上トラブルがあっても社員に巻き取ってもらえます。そのため「自分でなんとかしなければ!」というプレッシャーから解き放たれるメリットがあるでしょう。
育児に対しても余裕が生まれそうですね。
一方、正社員と比べて収入が減少し、やりがいがないといったデメリットもあります。とくに夫婦二馬力で経済が成り立っている家庭にとって、収入減は深刻な問題です。パートを掛け持ちすることで正社員時代と同等の収入を確保するのでは、仕事の拘束時間が減ってはおらず、正社員を辞めた意味がありません。
また、就業先企業の従業員数が101人以上の場合、次の条件をクリアすればパートでも社会保険の加入対象になることも覚えておきましょう。
- 1週間の所定労働時間が正社員の4分の3以上(一般的に週30時間以上)であること
または
- 賃金が月額8.8万円(年収106万円)以上であること
- 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
- 契約期間が2ヶ月以上の見込みであること
社会保険に加入すると、将来の年金が増えたり、医療保険の給付が充実したりするなどのメリットがあります。その反面、扶養内で働くことで、税金や保険料を免除されたい人もいるでしょう。あえて扶養内を希望する人は、上記の加入条件にあてはまらないよう注意してください。
派遣社員として働く
正社員とパート社員の「いいとこどり」が派遣社員の働き方です。正社員のような責任は問われずに、パートより高い時給で働けます。就業前はもちろん、就業後に何か困りごとがあった場合でも派遣元に相談できますよ。
- 残業はない条件だったのに残業を強いられる
- 契約にない業務を任される
- 高圧的な社員がいて働きづらい
どれも職場でありそうな困りごとですよね?コーディネーターに相談すれば、波風が立たないよう代わりに交渉してくれます。
相談できる相手がいると、職場でのストレスが軽減されますね。
ただし、シフト制のパートと比べると、急なお休みには融通が利きにくい点がデメリットです。子どもの体調不良による欠勤が不安な人は、在宅勤務を導入している求人を希望することで、ある程度解消されます。
派遣でも在宅勤務はできるのかしら?
私は無期雇用派遣で、週2日在宅勤務をしています。
コロナ禍以降、出社と在宅を併用した働き方が増えており、派遣でも在宅勤務は珍しくなくなりました。
派遣での働き方に興味があれば、求人数が圧倒的に多いテンプスタッフには登録しておくことをおすすめします。全国102ヶ所の拠点があるので、パートナーの急な転勤に同行することになっても安心です。
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フリーランスとして在宅ワークで働く
近頃はフリーランスとして自宅で働く主婦が増えました。クラウドソーシングを利用して案件を受注している人も非常に多いです。クラウドソーシングのメリットは、自分の趣味が活かせる点です。
たとえば、絵をかくことが得意ならイラスト作成の案件に応募したり、趣味でYouTubeのショート動画をアップしているなら、簡単な動画編集の案件に応募するといいでしょう。このように、本業では経験のないジャンルでも、仕事にできる点が人気の理由です。
クラウドソーシングで受注しやすいジャンルを6つ紹介します。
- アンケートモニター
- データ入力
- Webライター
- Webデザイン
- 動画編集
- イラスト作成
在宅ワークのメリットには「人間関係のわずらわしさがなく、時間の融通が利く」点もあります。人間関係の軋轢がない働き方はとても魅力的ですね。
またクラウドソーシングには、納期さえ守れれば仕事の進捗は問わない案件も多いので、子どもが昼寝をしている最中に仕事を進めることも可能です。
一方、フリーランスならではデメリットもあります。
- 収入が安定しない
- スケジュールや納期管理は自分で行う
- クライアントとのトラブル
3つ目の「クライアントとのトラブル」は、フリーランスで働く主婦にとって少々深刻です。クラウドソーシングは、仕事の受発注のプラットフォームを提供しているだけで、個々のトラブルには基本的に介入しません。とくに支払いトラブルがあった場合、泣き寝入りせざるを得ないことも多いです。
せっかく仕事をしたのにお金が払われないなんて・・・
こういうトラブルを避けるには、プロが間に入って交渉してくれる派遣の方が、安心感がありますよね。給与の支払いは派遣先ではなく派遣元がするので、派遣先の業績に左右されることもありません。
「安心」や「安全」を優先して働きたい人には派遣はおすすめです。登録はWebからできるのでコーディネーターと無料面談だけでもしてみると、より安心感が増すでしょう。
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